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結晶構造解析

結晶軸を表すベクトルを $ \vec{a}$$ \vec{b}$$ \vec{c}$ とする。 結晶面を表す並進ベクトルを

$\displaystyle \vec{T} = n_1 \vec{a} + n_2 \vec{b} + n_3 \vec{c}
$

とする。 $ n_1$$ n_2$$ n_3$ の逆数をとって整数で表したもの

$\displaystyle h : k : l = \frac 1{n_1} : \frac 1{n_2} : \frac 1{n_3}
$

$ (h, k, l)$ をMiller指数という。 連続(白色)X線を結晶に当てると反射されたX線が多数の斑点となって現れる。 これがLaueの斑点である。 各点はそれぞれ結晶面を表す。 斑点を解析することにより結晶の構造を調べることができる。
\includegraphics[width=6.5cm,clip]{miller.eps}
\includegraphics[width=8.5cm,clip]{laue.eps} \includegraphics[height=8cm,clip]{miller2.eps}
\includegraphics[width=6.5cm,clip]{k-alpha.eps}

結晶を粉末にし、単色X線をあてるとリング状のX線の回折像が得られる。 粉末を用いることによって結晶面がランダムな方向を向くため、Braggの条件を満たす一定の角度でX線が反射され、円になる。 この方法をDebye-Scherrer 法という。

\includegraphics[width=8.5cm,clip]{debye-scherrer.eps}
\includegraphics[width=6.5cm,clip]{k-alpha2.eps}



Keiichi Takasugi
平成25年9月18日