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結晶によるX線の回折

\includegraphics[height=3.5cm,clip]{bragg.eps}

結晶は原子が規則正しく並んだものである。 X線は透過性が高いので結晶の内部からも回折を受け、回折波の干渉によって一定の条件を満たす場合のみ反射を生じる。 X線の波長を $ \lambda$ 、結晶面の間隔を $ d$ とし、結晶面とX線の入射する方向のなす角を $ \theta$ とすると

$\displaystyle 2d \sin \theta = m\lambda
$

がその条件である。 これはBragg の反射条件と呼ばれる。 反射はちょうど結晶面による鏡面反射の方向であるが、波長と角度がこの条件を満たさないと起こらない。

結晶によるX線の回折は結晶構造を特定したり、またX線を分光することに応用されている。



Keiichi Takasugi
平成25年9月18日