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はじめに

「実験」というのは、実際に調べてみることである。 現象を実験室で作り出したり、自然現象をとらえて、それを調べてみることである。 そして物理実験とは、実験を通じて自然の「真理」を明らかにすることである。 つまり現象の観測を通じてその本質を明らかにすることである。 どんなに優れた理論も「実験」的に確認されない限り、それを認めることはできない。

物理実験に必要なものは、

である。 そして得られたものから現象の本質を論理的に分析する力が必要である。

この授業では実験を正しく行うための基礎知識やいろいろな計測の方法、そして実験から何を引き出すことができるかといった分析の方法についても解説をしていく。 「理論」と「実験」とは、ともに物理現象にアプローチするための方法であり、この授業は両者の間の橋渡しをすることを目指している。 これから理論を専攻する人にも十分役に立つ内容にしたい。

実験 $\ldots$ 現象を実際に調べてみる
\rotatebox{90}{$\Leftrightarrow$}    
理論 $\ldots$ 論理的な議論によって現象を説明したり予測したりする



Keiichi Takasugi
平成24年2月9日